個人的な考察について
もう既に解答らしい考察も色々出揃っていますが、ストーリーを読み返して推理する時間がない方へご参考程度に白岩の考察をメモとして残しておきます。
白岩自身は推理小説は好きですが、考えるのは得意ではなく
今回の考察もあくまで一つの仮説に基づいて理論立てて説明を補足していく程度です。
このような考察が苦手、不要、もしくは間違ってたどり着いてしまった方はこのままページを閉じて頂けますようお願いします。
一番最初に結論から述べます。
この考察では「ハリエット(エウリュアレ)」が犯人だと推測しています。
「え、ハリエットは妹じゃないの?」というリアクションをされる方向けの考察メモです。
「そんなのわかっているよ!そこを加味して犯人の断定ができないんだ!」という方はすみません。
この考察メモにはそれ以上の情報を得ることはできません。
確かに推理小説が好きな可愛い後輩が書いた図にもハリエットは妹と書いてありました。
しかし、この情報は主人公視点からの説明で伝えられたものであり、真実とは限りません。
【母がエヴァ(源頼光)、妹はハリエット(エウリュアレ)だと思わされていた】
この勘違いこそ、今回の推理イベントの肝だと思いました。
実はストーリーのどこにも「私が母」「私は妹」と明言しておらず、見た目だけで判断させられていました。
アプリゲームならではの叙述トリックというわけです。
二人が現れ、「母と妹」とまとめて説明されることでミスリードを誘っています。
実はストーリーの中でエヴァが妹だと分かる箇所がしっかりと描かれていました。
ポイントはこの「母」が一人称なのか三人称なのかです。
源頼光というキャラでは一人称が「母」に対し、エヴァは一人称は「私」といっています。
また見た目に関して「双子だけど容姿は似ていない」と明言されておりました。
1話目でホームズがこのような台詞を読者(プレイヤー)に向けて語っています。
「まあ、身も蓋もない言い方をすれば錯誤、錯覚だ。
先入観によるボタンの掛け違い、でもいい。」
「とかく、人間は自分の知識、考えを優先したがる。
人が人であるかぎり、真の客観性は得られない。」
「さて。今回はそんな錯誤をテーマにした、ある人々の話をしよう。」
そう、この台詞から、錯誤から事件の真相に導かれる示唆があるようでした。
今回の考察でいうと「妹と母親の錯覚」です。
お風呂場でネックレスが紛失した時に女性陣+モーリスが一斉にカットインするシーンにて
ゴールディ家のみなさん
ヴァイオレット家のみなさん
ゴールディ家は子母子という並び順になっているのに対し、ヴァイオレット家は母と思えたエヴァが左端にいました。
並び順の違いなど何の根拠にもなりませんが、両家の並びが違うのは一つの違和感にもつながります。
今回の事件の犯人を特定する糸口は「クリス殺しのアリバイ」だとホームズさんもおっしゃっています。
クリスが殺されてしまったのは「PM11:25」のようです。
「PM11:25」にアリバイがないのはだれでしょうか?
ハリエットは実は「アリバイ」について明言していません。
それはジュリエットが「姉妹一緒にいた」と言った為、妹だと思い込んでいた主人公は「ハリエット」には何も聞いていません。
ですがエヴァに対し「母親の昨晩の行動」について尋ねており、10時か11時と曖昧な解答が返ってきています。
医師のホーソーン、両家の当主であるアーロンとアダムスカ、そして商会のアンにはお互いのアリバイがあります。
そして商会の伍も0時までのアリバイがありそうです。
またゴールディ家の当主奥方のドロシーのアリバイは曖昧です。
おそらくこのミスリードにつながりそうな曖昧さが推理小説の作法な気がします。
ちなみに子供たちにもアリバイがありました。
ただし、ここでポイントなのは子供たちをアリバイを証明している大人の存在です。
この大人が誰なのかは明言されていませんが、この大人が誰かによって犯人が確定しそうではあります。
両家の当主奥方がアリバイ曖昧なままです。物語の中では「ドロシー」(もしくは「エヴァ」)が犯人のようですが……
錯誤された情報により「ハリエット」が犯人である。
という推理が濃厚だと考えております。
「ドロシー」の動機であれば後妻という立場故に仮説は色々立てれそうですが、ハリエットの動機はあまり明確ではありません。
しかし、今回の合併に関して「ハリエット」は反対しております。
ここからは想定でしかありませんが、「ハリエット」とゴールディ家当主の「アーロン」にはなんらかの縁があるような気がしております。
物語終盤でアーロンがジュリエッタに対して「口説いたことがあったか?」と聞いています。
誰かと間違えたようですが、これが「ハリエット」だとしたらここに合併反対の原因がありそうです。
考察は以上ですが、納得できていない部分や気になっている点があります。
それらも忘れないよう残しておきます。
他の人のアリバイをみれば子供達のアリバイを証明できるのは「ハリエット」か「ドロシー」ですが、ドロシーが子供たちを見つけていたら、アリバイを聞いた時の台詞に違和感があります。
逆にハリエットが子供たちをみつけていたら、今度はハリエットにアリバイができてしまい犯行ができません。
話を鵜呑みにすると、ハリエットにはアリバイがありドロシーが犯人でした。とひねりのない結末になってしまいます。
医師のホーソーンとハリエットは旧知の仲のようですが、ホーソーンは何かに気がついていそうです。
途中、館の外に人がいる描写がありました。
話からすると実は生きていたホームズとなりますが、口調が気になりました。
ステンノ様がとても可愛くて大変です。
あとがき
煩雑ながらも考えをまとめさせていただきました。
平日の最中、ストーリーを読み返す時間ないよ!という方に少しでも情報として役に立てば何よりです。
今回のイベントは個人的にとても楽しく、ストーリーにこだわっているFGOの良さが際立っておりました。
この場をお借りして、企画制作された方に感謝いたします。
かいたひと:白岩ぱんだ
(C)panda box.